心理的安全性ゲームに参加してきました
こんにちは韓です。
先日3/20に行われた「心理的安全性ゲーム in Developers.IO CAFE」に参加しましたので、ご報告します。
心理的安全性ゲームとは
アジャイルコーチ・ファシリテーターの安井力(やっとむ)さんをお迎えして、心理的安全な環境を作るためのコミュニケーションや感情をゲームを通じて体験してみました。
心理的安全性のあるチームは、どうしたら作れるのでしょうか。
チームの中で、なにか事件が起きたとき、誰がどういう反応をするかでチームの底力が垣間見えます。「心理的安全性ゲーム」では、マズい状況に対する様々な反応を体験して、チームにおける心理的安全性の意味と作り方の理解を深めます。
「心理的安全性ゲーム」はカードゲームですが、勝敗はありません。マズい状況を発見して報告してくれた「平和を破壊する役」に対して、各メンバーは手札から「発言」を選んで反応します。10分程度で遊べる簡単なゲームです。
心理的安全性ゲームの詳細については 心理的安全性ゲーム を参照ください。
なお、イベントは心理的安全性ゲーム in Developers.IO CAFE - connpassにも掲載されているように、弊社運営の Developers.IO CAFEにて実施されました。
やったこと
まずは、やっとむさんからアジャイルと心理的安全性の解説をして頂きました。
次に簡単なゲームの説明をしていただきました。今回は、細かいことは触れずに まずやってみる スタンスで臨むこととし、以下のルールだけをレクチャしてもらいました。
- 状況カードをシャッフルし、裏返しに積んでおきます
- 発言カードとOptionカードを一緒にをシャッフルし、1人4枚ずつ配ります。これを手札とします (枚数は人数と同じ) 残りは積んでおきます
- 最初のメンバーが、まず「平和を乱す役」になります。
- 平和を乱す役の人は状況を1枚引きます
- 平和を乱す役の人は、チームに口頭で報告してください。できるだけ真に迫った演技でお願いします
- 他のメンバーは順番に、手持ちのカードから1枚えらび、その通りに反応します。ここでも迫真の演技で!
ゲーム1
ルール説明の直後の実施でテーマは「文化祭1週間前」の実行委員会としました。
4名グループでしたので各自4枚の発言カードを持って始めました。
初回ということもあり手探りでしたが、そこそこの歳の人の集まりの割りに大げさに演技やリアクションたっぷりでした。 また、各発言後にどう感じたかをマスに石を置く形式の振り返りも行いました。
メンバー間の振り返り(口頭):
- 状況カードに対して発言カードが手持ちからしか出せないため手詰まり感を感じた
- 発言カードが厳しいもの多くどうしてポジティブになりずらい
最終結果は以下の写真のようになりました。 メンバー間の振り返りと同様に石の数も多くなくあまり活気のない組織だという結果となりました。
ゲーム2
次のゲームでは前回の振り返りの結果を受け、発言カードはフルオープンとしてみました(写真下側で表になっているカード群がそうです)。
結果として多くの石が並び失敗を共感できる組織であることが分かりました。一方で、黄色枠の「新たな挑戦が今より増える」がゼロという特異的な結果が出ました。
発言を分析してみると、相手の状況に共感する発言カードばかりが提示されており、心に寄り添うだけでは、組織の挑戦が生まれないとの振り返りを行うことができました。
ゲーム3
時間が若干あまったので、ゲーム2と真逆の選択肢がない状況でのゲームもしてみました。 発言カードは山積みしてめくったものでリアクションしなければならないという厳しい状況。
結果は以下の通りですが、発言の選択肢がないため共感系のマスには石が無い状況となりましたが、ゲーム1より多い石の数となりました。
全体振り返りとまとめ
グループでのゲームが一通りおわったので各自付箋紙にどのように感じたかを書きメンバーで振り返りを行いました。
その後に、他グループともメンバー交換しどのようなゲーム・振り返りを行ったかの情報交換を行った上で、再度元グループに戻るという全体の振り返りも行いました。
私のグループでは発言の選択肢と共感が議題の多くとなりましたが、他グループではまったく違う意見もあり、メンバーや状況によって捉え方が全く異なるというのも非常に興味深い事象でした。
ゲームのカードについて
イベントの最後に本ゲームのカードの即売会がありました。私は即ゲットさせていただきました。 こちらはオンラインのBOOTHでも入手できるとのこと、気になる方はいかがでしょうか。
さいごに
心理的安全性ゲームは一定した正解がないものであり常に考え続ける必要があるというのが分かったことが収穫でした。
ですが、しかめっ面して座学をするよりライトなゲームで楽しく学べたのが非常にありがたかったです。
皆さんも機会があればぜひやってみてはいかがでしょうか。